【2026年8月15日版】非上場株式評価の改定や倒産増に中小企業が対応する方法とは?
この記事の結論(30秒で分かる要約)
2026年8月15日現在、自社株の評価ルールの抜本的な見直し方針や、株価高騰の裏で進む地域中小企業の倒産増加など、経営環境は大きな転換点を迎えています。これに対応するには、単年度の節税策から中長期的な事業承継計画への見直しと、税制優遇を活用したIT基盤の整備が不可欠です。まずは専門家による事前診断で、自社に合った具体的な対策を進めることをおすすめします。
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Q. 自社株(非上場株式)の評価ルール改定により、事業承継にどのような影響がありますか?
A. 単年度の損失計上などによる一時的な株価引き下げ策が通用しなくなり、中長期的な計画が必要になります。
国税庁より、非上場株式の株価算定ルールに関する抜本的な見直し方針が示されました。これまでは、類似業種比準価額(大会社)を中心に単年度の利益が大きく反映される仕組みだったため、一時的に大きな損失を作って株価を下げたタイミングで贈与する極端な節税策が行われていました。しかし今後は、純資産額ベースへの移行や直近数年間の平均収益力に基づく評価へと変わる見込みです。これにより、小手先の決算対策は効力を失うため、持株会社の整備など本質的な財務構造の適正化を前提とした、計画的な自社株移転が求められます。
Q. 2026年度税制改正において、実務上押さえておくべきポイントは何ですか?
A. 青色申告特別控除の要件厳格化と、少額減価償却資産の特例拡充への対応です。
今年度の税制改正では、デジタル化を推進する明確なメッセージが打ち出されています。まず、青色申告特別控除において、書面(紙)申告の控除額が10万円に縮小される一方、優良な電子帳簿を備えe-Taxで申告すれば最大75万円の控除が受けられるようになります。また、少額減価償却資産の即時損金算入枠が「40万円未満」に引き上げられています。紙ベースの経理から脱却し、クラウド会計システムや業務効率化のためのIT機器・ソフトウェアへの投資を速やかに進めることが重要です。
Q. AIを業務に導入する際、気をつけるべきリスクはありますか?
A. 人間の確認作業に頼る運用は限界を迎えており、システム側での自動制御の仕組みが必要です。
AIが自律的に作業を行う環境において、AIの全ての出力に対して人間が承認(OK)を出す運用では、連続する確認作業による「承認疲労」から危険な動作を見逃すリスクが非常に高いことが実証されました。現場へのAI導入にあたっては、人間を安全装置とする仕組みから脱却しなければなりません。目的だけを人間が設定し、危険な処理やエラーだけをシステムが自動で検知して停止するような、裏側での安全な設計・アーキテクチャの構築が不可欠となります。
まとめ
- 非上場株式の評価改定を見据え、中長期的な事業承継計画へ見直す。
- 青色申告75万円控除や少額減価償却の拡充に対応し、IT投資を進める。
- AI導入時は人間の確認に依存せず、システム側で自動検知する仕組みを構築する。
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