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【開発記】なぜ私はGemini 3.5から「3.1 Pro」に戻したのか? “空欄化するバグ”の真相と、今月登場の3.5 Proへの期待

【開発記】なぜ私はGemini 3.5から「3.1 Pro」に戻したのか? “空欄化するバグ”の真相と、今月登場の3.5 Proへの期待


こんにちは!座間市の税理士・行政書士兼AIエンジニア、小原司です。🌻

当事務所では、税務会計の枠を超えて、実務で使う「クラウド出納帳」や「請求管理システム」などのシステムを自社開発しています。また、ホームページの「AIコンシェルジュ」も、日々エンジニアとして裏側のアルゴリズムをゴリゴリとアップデートし続けています。

さて、開発者のみなさん。最近のLLM(大規模言語モデル)のアップデートに伴う「挙動の変化」に振り回されていませんか?

実は私も直近、自社システムのAIエンジンにおいて最新のGemini 3.5系をテストしていたのですが、最終的に行き着いた結論は「一世代前のGemini 3.1 Proに戻す」ということでした。3.1 Proに戻した途端、コードの安定性が劇的に向上し、あの執拗で異常なリマインド(警告やお説教)からも解放されたのです。

今回は、私が直面した「Webアプリの出力がどうしても直らない原因不明のバグ」の生々しい真相と、そこから見えてきたこれからのホームページ戦略(AIO対策)、そして今月いよいよリリースされる予定の「Gemini 3.5 Pro」への期待について語りたいと思います。

1. 開発者を悩ませる、最新AIの「先回りとお節介」

Gemini 3.5(Flash等)を使ってコードを書かせようとすると、頼んでもいない「先回り」をしたり、過剰なセキュリティ警告リマインドを出してきたりすることが増えました。

実務で欲しいのは、仕様通りに動く「決定論的(Deterministic)で堅実なコード」です。シンプルな関数を1つ要求しているだけなのに、AIが勝手にシステム全体の構成まで盛り込んだ長大なコードを出力したり、開発環境用のコードに対して毎回長文のお説教リマインドを差し込んできたり……。

これらのお節介を焼かず、愚直に指示を守ってくれる「Gemini 3.1 Pro」の方が、現在の開発実務においては圧倒的に生産性が高いという逆転現象が起きていました。

2. Webアプリの不具合連発……原因はAIの「消える[0]」だった

そして、新旧どのモデルをテストしていても発生し、私の頭を最も悩ませていたのが、「どれだけプロンプトで指定しても、特定のコード表記がバグる」という問題でした。

具体的には、コード内の [0] という表記が、ただの 0 になるのではなく、完全に空欄( '' )になって消失してしまうという極悪な挙動です。

これが起きると何が不都合なのか。

プログラム側で行数や文字数を指定・制御するためのインデックスやプレースホルダーとしての [0] が完全に空っぽの無( '' )になってしまうため、「行数や文字数を指定しない、制御不能なコード」が出来上がってしまいます。その結果、Webアプリの出力結果が変な形になって崩れてしまうという不具合が多発していました。

「コードのロジックは合っているはずなのに、なぜか出力がガタガタになる……」

この原因が、プログラムのバグではなく、「AIの出力特性(Markdownの脚注記号との競合や、強すぎる正規化の癖)と、こちらのシステム側が噛み合っていなかったこと」だと突き止めるまで、本当に泥臭いデバッグの時間がかかりました。AIは親切心(?)で表記を補正したり消したりしているつもりなのでしょうが、厳密性を求めるシステム開発においては、これが致命的な罠になるのです。

3. AIの「空欄化・補完癖」から逆算する、これからのホームページ運営(AIO対策)

さて、ここからがビジネスのホームページ運営(マーケティング)にも直結するお話です。

我々開発者が頭を抱えている「AIが特定の記号を勝手に空欄(無)にしてしまう癖」や「お節介な先回り(推測での補完)」。これらは、AI検索エンジン(PerplexityやGoogleの生成AI検索など)が、あなたの会社のホームページを読み込むときにも全く同じように発動しているということです。

AIに正しく自社サイトの情報をインデックスさせ、ユーザーへの回答に正しく引用してもらう(=AIO:AI検索最適化)ためには、このAIの癖を逆手にとったコンテンツ設計が必要です。

  • AIに「先回り(推測)」させない結論ファースト

    サイト内の文章の結論が後ろにあったり曖昧だったりすると、AIは「こういう意味だろう」と勝手に文脈を推測して補完します。その結果、間違ったニュアンスでユーザーに要約されてしまうリスクが生まれます。

  • AIに「無視・消去」させない正しい構造化

    [0] が空欄になってしまうように、人間の目にはおしゃれに見える変則的な記号や、デザイン重視の無理矢理なレイアウトは、AIの目には「ノイズ」と映り、勝手にカットされるか一般的な言葉に均(なら)されてしまいます。自社の独自の強みを消されないためには、正しいHTMLタグを使い、営業時間などの重要データはAIがダイレクトに解釈できる「構造化データ(Schema.org)」として仕込んでおく必要があります。

まとめ:今月出る予定の「Gemini 3.5 Pro」に大いに期待!

こうしたAIの「お節介」や「表記が噛み合わないバグ」を回避するため、現在はあえて実績のある3.1 Proを固定して運用を安定させていますが、AIの進化がここで止まるわけではありません。

個人的には、今月(2026年6月)リリースされる予定の「Gemini 3.5 Pro」に大いに期待しています。

3.5系ならではの高速な処理能力や高いインテリジェンスを維持しつつ、3.1 Proが持っていた「実務における圧倒的な堅実さ」を取り戻し、こうした細かい表記の噛み合わせの不具合や、異常なリマインドが洗練されていることを切に願っています。新エンジンが届いたら、またすぐに自社システムに組み込んでガシガシ検証する予定です!

税理士・行政書士小原司事務所では、確実な税務会計はもちろんのこと、このように自社でシステムを開発しているからこそお伝えできる、中小企業のリアルなDX推進やWeb戦略(SEO・AIO)、IT活用のコンサルティングにも力を入れています。

「自社のIT環境を整備したい」「AI時代に負けない情報発信をしていきたい」とお悩みの経営者様は、ぜひお気軽にお声がけくださいね!🌻

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