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税理士事務所のブラックボックスを消し去る『AI監査 ✕ 訪問記録システム』パッケージ化への葛藤。

税理士事務所のブラックボックスを消し去る『AI監査 ✕ 訪問記録システム』パッケージ化への葛藤。


こんにちは!神奈川県座間市で税理士をしております、小原司です。

最近、私のブログが「AI開発」や「フルスクラッチシステム構築」の話題ばかりで、「小原さん、本当に税理士業務やってるの?((笑))」と支部の先生方からツッコミをいただくことが増えてきました。もちろん、綱紀監察部参事としての職務も、日々の決算申告もバリバリ現役でやっておりますのでご安心ください!

なぜ私がここまでシステム開発に執着するのか。 少し格好悪い話をすると、実は私、元々チェック能力や記憶力、注意力が人一倍足りなくて、普通にやると他の人よりもミスが圧倒的に多い人間なんです。

だからこそ、新卒の頃から「自分の頭や記憶力を過信してはいけない」と危機感を持ち、なんとかミスを減らすために、Excelを駆使したり、ありとあらゆる電子機器やシステムを活用して自分を補う努力を20年以上、必死に続けてきました。

そんな「いかにシステムでミスを防ぎ、自分と事務所を守るか」を執念で考えてきた私が、現在の事務所を引き継いだ際、今でも思い出すだけで冷や汗が出るほどの、凄まじい修羅場に直面しました。

事務所を引き継いだ途端、それまで長年いたベテラン社員が、何一つ引き継ぎをしないまま、突然来なくなってしまったのです。

残されたのは、その担当者しか内容が分からない仕訳データと試算表。これまでの経緯も、社長と何を話していたかも、一切がブラックボックス。 元々ミスが多いと自覚している自分が、前任者の頭の中にしか巡っていなかった複雑な処理を紐解かなければならない。私は代表税理士としてのプライドも恥もすべて捨て、各顧問先の社長の元へ頭を下げて回り、「大変申し訳ありません。前任者に話してくださっていた内容を、どうか一からもう一度、私に教えていただけないでしょうか」と聞き出す日々を送りました。

あの時の、顧問先を失うかもしれないという恐怖、そして情けなさと、凄まじい労力。 「二度と、あんな思いはしたくない。そして、全国の二代目の先生や、これから事業承継を迎える所長先生方に、絶対に同じ地獄を味わわせてはならない」

これが、このシステムを開発した私の「原点」です。

日報を綺麗に書くとか、作業時間を短縮するなんていう効率化の話はどうでもいいんです。本当に解決しなければならないのは、【担当者が明日突然来なくなっても、あるいは自分がうっかり忘れてしまっても、事務所の運営の安全性をどう100%確保するか】という防衛の論点です。

別の人間がボタン一つで「過去の打ち合わせ履歴」「その顧問先専用の確認手順書」「これまでの試算表の意図や監査記録」を1秒で把握でき、まるで昨日まで自分が担当していたかのように完璧にお客さん対応ができる。

そんな、属人化とヒューマンエラーを力技で消し去るシステム(OMS-Visit-Log)を自分でゼロから構築し、当事務所の絶対的な安全弁として運用してきました。

💡 「自分自身のチェック」に、AIという確固たる防壁を重ねる

もう一つの柱である「AI税務監査パートナー」も、思想は同じです。決して「AIにチェックを丸投げして楽をしよう」というものではありません。

私たちがやるべきことは、今まで通り、自分の目と経験でしっかりと試算表をチェックすることです。その上で、このAI監査エンジンにデータを一瞬通します。

するとAIは、単なる仕訳の正誤チェックだけでなく、「その顧問先固有の確認手順書」や「過去の打ち合わせ履歴」まで裏側で踏まえた上で、多角的にダブルチェックをかけてくれます。

  • 「所長、自分でチェックされた今回の損益の背景ですが、過去のこの履歴と照らし合わせると、この部分にチェック漏れのリスクが潜んでいませんか?」
  • 「今回の仕訳の背景には、〇ヶ月前のあの社長の発言が影響している可能性が高いです」

新卒時代からExcelでミスを減らそうともがいてきた私のノウハウを、最新のAIに学習させているようなものです。

AIが過去の背景を分析・整理してくれるため、見落としが極限まで減るだけでなく、仕訳や損益の背景が非常に分析しやすくなり、何かあったときの他者への引き継ぎが驚くほど容易になります。

このシステムのおかげで、当事務所の運営の安全性は劇的に向上しました。

🚀 広く他社へ展開する「パッケージ化」への決意と、正直な恐怖

この仕組みを、同じように属人化や離職リスク、日々のチェック漏れに夜も眠れない思いをしている所長の先生方に届けたいと思い、東京地方税理士協同組合(東地税協)への公式申請と、リリース準備を開始いたしました。

しかし、自分の事務所なら「あ、そこはこういう意図で組んだから」という口頭の運用カバーで済みますが、一歩外に出て、他の先生方の事務所の大切なインフラとして使ってもらうとなると、話は別です。

  • 各事務所の独自の確認手順書や、バラバラなCSV形式の例外データを、AIが1ミリの狂いもなく正確に読み解けるか?
  • PCやスマホの入力が苦手な職員さんのために、事務所の定位置にタブレットを配置して「帰社時にマイクに向かって1分間喋るだけで、AIが日報と手順書を自動整理してくれる機能(音声対応へのシステム改定)」を今まさに裏側で追加実装中なのですが、本当にノンストレスで動いてくれるか?

一度気になり始めると、細かい課題が山のように出てきて、ぶっちゃけ「公の舞台に出すのが、急に怖くなってきた」というのが、私の経営者・エンジニアとしての正直な本音です。

プロトタイプは20時間ほどでできましたが、他社の先生方が「初日からノンストレスで、事務所の安全性を100%守れるクオリティ」に要塞化するためには、ここからAIの力をフルに借りても、追加で最低20時間は細かい調整とデバッグにのめり込む必要があるな、と覚悟を決めています。

来年には、資金力のある大手ITベンダーが、もっと綺麗な見た目のAI日報ツールを出してくるでしょう。 だからこそ、競合が追いつけない「今」、この恐怖を乗り越えて、直接申請と追加20時間の泥臭いブラッシュアップを同時進行で突っ走ります。

💬 先生方の「属人化・引き継ぎ・ミス」の恐怖の本音を教えてください

今月中にこのシステムを完璧な「事務所防衛パッケージ」に仕上げるために、先生方のリアルな本音をお聞きしたいです。

  • 「担当者が突然休んだ(辞めた)時、お客さんからの問い合わせで一番冷や汗をかいた経験は?」
  • 「人間の記憶や注意力の限界を補うために、事務所でどんな工夫をしてる?」
  • 「もしうちの事務所の玄関にタブレットを置くなら、どんな画面ならベテラン職員も喋ってくれると思う?」

などなど、どんなことでも構いません。

「小原、その修羅場はうちも他人事じゃないわ」という共感でも、「音声対応できたら、うちの事務所で一番にテストしてやるよ」という心優しいコメントでも大歓迎です。

ぜひ、このブログのコメント欄、またはメッセージにて、先生方の『生の声』をお聞かせください! (※今月中には完璧な要塞に仕上げします。少数の『先行クローズドモニター』も同時に募集しますので、ご興味がある方はメッセージをください!)

大切な事務所と、顧問先との信頼を、AIという確固たる防壁でスマートに守り抜きましょう。 皆様からの熱いコメント、心よりお待ちしております!

https://ohara-zama.jp/